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BtoB SaaSならではの共通課題を語り合い・学び合う合同イベントをClassi株式会社と開催しました

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こんにちは。カケハシでプロダクトマネージャーをしている金田です。
今回は、2021年9月8日にClassi株式会社(以下、Classi)と合同で開催された Lightning Talk Session イベントについてのレポート記事をお届けします。

なお、この記事はClassi側で掲載されているブログ記事と2つで一つの構成になっていますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。

なぜ合同イベントを開くことになったのか

私は2020年1月に株式会社カケハシに入社したのですが、それ以前は5年間ほどClassiに所属していました。Classiからカケハシに転職して感じたのは、医療/教育という業界特性的にも、バーティカル領域でサービス展開するBtoB SaaSとしても、取り組んでいる課題には共通したものが非常に多いということ。

共通課題としては例えば以下のようなものがあります。

・国の方針によって数年間隔のルール変更に対応する必要がある。
・トップダウン導入が多いことから導入意図が現場まで伝わらず現場不満が溜まりやすい。
・歴史ある慣習が確立しており、新しい取り組みへの抵抗感が発生する場合もある。

またその共通課題に対して、それぞれ両社の強みを活かした解決アプローチをとっていることも非常に興味深く感じていました。Classiには圧倒的ユーザーを抱えているからこその取り組みが、カケハシにはスタートアップならではのスピード感ある取り組みがあります。その違いは両社の個性ではありますが、「カケハシでClassiのこんな取り組みが活かせそう」と思うことや、「Classiメンバーにカケハシにはこんな取り組みがあるよ、と教えてあげたいな」と思うことが日々沢山あります。

ちなみに我々スタートアップ業界は、日頃から多くのイベントが開催されていて、他社の事例発表を聞く機会が多くあります。しかし、BtoB SaaSかつバーティカルな領域で似たような課題をもった会社……となると、その機会は非常に限られています。

そこで、転職後も良いお付き合いをさせていただいているClassiのメンバーに「カケハシとのクローズドなイベント(勉強会)とかって……興味あります?」と声をかけたところ「やろうぜ!」と二つ返事で快諾いただきました(本当にありがとうございます!)。また、カケハシ社内にも同様のことを聞いたところ「やりたい!」という好反応をたくさんもらい、あれよあれよという間にイベントの開催が決まりました。

このような感じで「なんとなく面白そうだからやってみたいな」と呟くと、「やろうよ」「いいじゃん」「で、いつ?(圧)」というように、アイディアをカタチにすることに対して気持ちよく後押ししてくれる社風も共通点として感じたポイントです。

そういえば、カケハシのバリューの一つには「カタチにする」が、また、Classiのバリューの一つには「Make Happen」があり、実行・実現を大切にしている部分も良く似ています。

どんなイベントにしたかったか

さて開催が決まった合同イベントですが、中身は真っ白。
まずはClassi側の企画者と目的を決めました。

イベントの目的
同様に抱える課題に対してそれぞれどのように取り組んでいるかを共有しあうことで、各社の課題解決のヒントを得て、相互に学び合う

開催背景は、そのままではありますが、大事にしたかったのは「学び合う」ということ。

カケハシは多様な業界からの転職者で構成されているということもあり、新サービスを開発したり、新しく何かを導入する前などの他社ヒアリングは比較的頻繁に開催されています。また、カケハシ自身もヒアリング先として話をさせていただくことがあるのですが、ヒアリングという形だとどうしても「教える側」「学ぶ側」が一方通行になってしまいます。

それ自体が悪いという訳ではなく、今回は特に「共通課題」をもつ2社だからこそ、同じような課題に対してそれぞれどんなアプローチを取っているのか、その違いはなぜ生まれるのか、自社の取り組みのなかで他社でも真似できる普遍性がどこにあるのか、といったことを考えることが重要なのでは、と考えたからです。

それは「学びを持ち帰る」と同時に「相手にどんな学びを持ち帰ってもらうか」に向き合うことであり、お互いが対等に「学び合う」場なんだということを、企画者だけでなく参加者みんなに感じて欲しいという想いが根底にありました。

ということで無事目的も決まり、詳細の検討、そして本番へと進んでいきました!

 イベントの概要~本番当日

さて、開催までの背景を書くだけで記事が長くなってしまいました。そろそろこの辺りでClassi側のイベントレポートにバトンタッチしたいと思います!

以下から、イベント概要から実際の本番当日の様子を知ることができますので是非続けてご覧になってください!

Classiイベントレポートへ

なお、当日はなんとカケハシ、Classi両社あわせて104人ものメンバーが参加し、開催後アンケートでは平均満足度4.7ポイント(最大5.0ポイント)という非常に満足度の高いイベントになりました。

アンケートのフリーコメントも一部紹介させていただきますが、広い職種の方に参加いただき、皆さんに楽しんでいただけたようで本当に開催して良かったです!

・驚くほど今の課題感が同じで、頷きで首がもげそうでした!(カケハシ/プロダクトマネージャー)
・ビジネスとプロダクトの間を繋ぐこと、またそこにある課題を明確にすることは、どこでも悩まれていて、howについては試すを繰り返しているんだな、ということを改めて感じました。(カケハシ/ドメインエキスパート)
・それぞれの立場の方の仕事観や考えが聞けるのはとても新鮮でした!(Classi/カスタマーサクセス)
・良い雰囲気、良い内容でした!(Classi/エンジニア)

おわりに

改めてこの場を借りて、登壇してくださった6人のメンバーおよび参加いただいた全ての皆さまに御礼申し上げます。ありがとうございました!

Classiの皆さまの圧倒的学びを実践する姿勢には(古巣ながら)感銘を受けましたし、カケハシの圧倒的カタチにするパワーを(手前味噌ながら)改めて実感するイベントになり、「学び合い」が活発に起こる場をもてたことを嬉しく感じています。

そしてカケハシは、これからもたくさんの学びを得るために、仲間になってくださる方をお待ちしています!まずは話を聞いてみるだけでも良いので、ご興味あればぜひお声がけください。

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