良いプロダクトを生み出すには「良いチーム」あってこそ|オープン社内報「今月のカケハシ」
こんにちは、カケハシ公式note編集部の鈴木です。
先日、夏休みを数日いただき、北海道をめぐる旅に出かけてきました。都心にいるときはまだまだ残暑が厳しいなと思うことがありましたが、北へと飛んでみると、肌を撫でるのはすでに秋の風。焦れったいほど愛おしい夏にサヨナラを告げ、新しい季節の訪れを歓迎しながら日々を歩んでいきましょう。
さてさて、昨年10月から公開している「今月のカケハシ」。毎月楽しく執筆させてもらっているのであんまり気づいていなかったんですが、今号で公開から一年。次号から二周年をむかえるようです。いつも読んでくださっているみなさま、本当にありがとうございます。
今月も、いつもと変わらぬ、けれども少しずつ歩みを進めるカケハシの一ヶ月を一緒に追いかけてくださればうれしいです。それでは、さっそく参りましょう。
🗓️ 今月のカケハシ
まずは、カケハシのプロダクトについてのおしらせやメディア掲載情報など、全体会議で取り上げたトピックスをまとめてご紹介します!
📝 掲載情報
8月も多数のメディアに掲載いただきました🎉
▼ 日経DI8月号
特集「そのフォローアップ必要?」にて、Musubiユーザー薬局の取り組みを紹介いただきました。
▼ PHARMACY NEWSBREAK
複数のMusubiユーザー薬局の取り組みを紹介いただきました。
また、Pharmarketの取り組みについても紹介いただきました。
▼ テレビ東京「夢遺産」
2023年8月21日(月)放送のテレビ東京「夢遺産」に社長・中尾が出演しました。
📣 カケハシからのおしらせ
プレスリリースやnote、 Tech Blogなどでも随時情報更新を行っています📝
▼ プレスリリース
▼ 公式note
▼ Tech Blog
🎤 今月のリレースピーチ
カケハシの全体会議では、メンバーが持ち回りでバリューにまつわるエピソードを語る「リレースピーチ」を行っています。一人ひとりの実体験や声を知ることで、改めてバリューを理解し、自身の活動にも活かしてもらうことが目的です。
今回リレースピーチを担当したのは、プラットフォームドメインでマネージャーとして働く窪野安彦さん。ご自身にとって印象的なバリューとして「変幻自在」「高潔」をテーマに話してくれました。
窪野さんのリレースピーチ、ご自身の趣味である「サッカー」から話が展開されます。というのも、お子さんが近所のサッカーチームに所属したことをきっかけに、ご自身もボールを蹴るようになり、お手伝いで審判をするなど、サッカーに携わるようになったのだそう。
「あるとき、先輩コーチが子どもたちに、視野を広く持つことや思考を切り替えることなどをコーチングしているのを見て、強いチームに共通することを考えるようになったんです。そこで見つけたのが、これらの要素でした」
ピッチ内で選手が自律的にプレーをしている
複数のポジションをこなせる
ピッチ内で選手同士がコミュニケーションをとっている
選手が交代しても同じサッカーを続けられる
「これって、仕事でもまったく同じことがいえるなあと気づいたんですよね。ソフトウェア開発においても、自己管理型の組織や機能横断型組織であることは重要ですし、チームにおける心理的安全性やビジョンの共有もとても大切。そして、それらをバリューとして表現したものが、変幻自在や高潔などではないかと思ったんです」
良いプロダクト開発に必要なのは、なにより良いチームである。そういったまとめで、話を締めくくった窪野さん。カケハシは社員数が増え、チーム数もだんだんと増えています。けれども、どんなに大きな組織になっても良いチームでなければ、良いプロダクトは生み出せない。そういった、シンプルだけれど、欠かせない真理を共有してくださったような気がしました。
さて、窪野さんからのご指名で次回の発表者に選ばれたのは、デリバリー&オペレーションチームでマネージャーを務める神﨑昭悟さん。来月はどういった話題が飛び出すのでしょうか。次回もお楽しみに!
🏆 今月のMVF
カケハシでは「Most Valuable “Furumai(ふるまい)”」通称、MVFの発表を全社会議のなかで実施しています。
いわゆる「MVP」ではなくあえて「MVF」としているのは、注目を浴びやすい大きな成果だけじゃなく、その背景にあるたくさんの人のたくさんの“ふるまい”にこそ注目していこうという思いから。
日常に埋もれてしまいがちなメンバーのグッドプレーやファインプレーに光をあてることで、新たな価値貢献のきっかけをつくることを目指して取り組んでいます。
今月おくられた称賛は74件、称賛された人の数は70人にのぼりました。そのなかから印象的だったものをピックアップしてお届けします🎉
今回も、バリューに紐づくかたちで本当にたくさんの称賛が集まりました。先月からこのふるまいの称賛方法を少しアップデートしていたのですが、その甲斐もあってか、これまでよりもさまざまなバリエーションの投稿が見受けられ、MVFを選定するのもますます楽しい時間となりました。
今回、とくに印象的だったのは、自分から積極的にコミュニケーションをとる姿勢に対する称賛が集まったことです。
たとえば、Slackで誰かが悩んでいる様子を見かけたら「1on1入れますね〜!」と行動に移すようなふるまいがあったり、チームのチャンネルで「困ったことがあればいつでも声かけてくださいね」とフォローを入れるようなふるまいがあったり。
ついつい、日頃さまざまな業務があると、声をかけられるのを待ってしまうシーンというのは多く、かくいうわたしもそういった傾向にあるなあと感じます。その点、自分から積極的に種を蒔くことができるって、仕事を進めるうえではうれしいと感じる人が多いのではないかなと思い、自身にも取り入れてみようと改められる事例なのでした。
今月もたくさんの称賛投稿をありがとうございました! そして、MVFに選ばれたみなさん、本当におめでとうございます!
🎉 今月のユーザーボイス
カケハシのサービスを使ってくださっているお客さまの声をご紹介するユーザーボイス。今回はサービス開発チームで健康アドバイスの作成に携わる冨永さんが「Musubi」を導入してくださっている、とある薬局さんの事例を紹介してくれました。
健康アドバイスとは、「Musubi」上で提示されるイラスト付きの健康情報で、カケハシ所属の薬剤師が公的機関の公開情報や学術論文等から作成するオリジナルのコンテンツです。薬剤師さんの提供価値の最大化や、患者さんの不安に寄り添う目的でリリースを行なっています。
今回、事例に取り上げた薬局さんでは、これまで健康アドバイスをほとんど活用できていないという実態がありました。ところが、コロナウイルスの感染者が拡大するのにあわせて、来局を控える患者さんが増える傾向にあったため、その患者さんの不安を解消するべく健康アドバイスの活用を開始。
具体的には、複数の健康アドバイスを活用し、感染症対策をしっかりと行う重要性についてや、定期的な来局が、既存の通院理由にあたる症状を悪化させないためには必要であることを患者さんにお伝えしていたそうです。その結果、来局に対する不安を緩和し、離脱を防ぐことができました。
「健康アドバイスは治療からドロップアウトさせないためのツール」「健康アドバイスを使ってきちんとフォローアップしていくことが重要」と、薬剤師さんからも健康アドバイスの必要性を高く評価するコメントもいただいたとのことでした。
患者さんと薬剤師さんとの距離を近づけ、コミュニケーションの接点を生み出す役割も果たしている健康アドバイス。今後も、引き続き多様に活用していただければなによりだと感じるばかりです。いつも「Musubi」をご活用いただいている薬剤師のみなさま、本当にありがとうございます! また、健康アドバイスを作成しているコンテンツライターをはじめプロダクト開発チームのみなさんも本当におつかれさまです!
おわりに
今月はいつもに増してトピックが多かった全体会議となりました。時間をフルに使って行なったのですが、メンバーみんなが盛り上げてくれたおかげで、ダラッとするタイミングもなく楽しく開催できたことに喜びを感じています。
また、そんな充電具合をメンバー同士で共有するべく、カケハシではPollyというSlack上でアンケート集計のできるサービスを取り入れています。果たして、全体会議の前後で充電具合に変化はあったのでしょうか……!
さらに、全体会議の最後にはアンケートを実施し、みんなの意気込みを集計。今が正念場というチームも多い今ですが、一人ひとりがコツコツと仕事に打ち込み、良い成果を持ってまた次回の全体会議をむかえることができればなによりです。
それでは「今月のカケハシ」は以上で締めたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。また来月のオープン社内報でお会いしましょう。それでは!