”こだわり”を見つめて変幻自在に働く|オープン社内報「今月のカケハシ」
こんにちは、カケハシ公式note編集部の鈴木です。
この間、馴染みのお菓子屋さんに足を運んだら、店が一面鮮やかな赤色と緑色に覆われており、そこではじめてクリスマスがそろそろ到来することに気づきました。あっという間に2023年も終わりということですね。
年を追うごとに一年間の過ぎ去るスピードが早くなっているように感じるのは、わたしだけなのでしょうか。2023年の残りの時間も、有意義だったと胸を張っていえるように、精進していきたいものです。
さて、そんなこんなで毎月お送りしているカケハシのオープン社内報。2023年ラストの配信となる今号では、2023年11月のカケハシをご紹介します。毎度おなじみの本記事で、今月もカケハシの一ヶ月を一緒に追いかけていただけるとうれしいです。
🗓️ 今月のカケハシ
まずは、カケハシのプロダクトについてのおしらせやメディア掲載情報など、全体会議で取り上げたトピックスをまとめてご紹介します!
📝 掲載情報
11月もメディアに掲載いただきました🎉
▼ News Picks
CEO・中川のインタビュー記事を掲載いただきました。
▼ 日本経済新聞
▼ Forbes JAPAN
「日本の起業家ランキング2024」 にて、トップ20に選出いただきました。
📣 カケハシからのおしらせ
noteや Tech Blogなどでも随時情報更新を行っています📝
▼ プレスリリース
▼ 公式note
▼ Tech Blog
🎤 今月のリレースピーチ
カケハシの全体会議では、メンバーが持ち回りでバリューにまつわるエピソードを語る「リレースピーチ」を行っています。一人ひとりの実体験や声を知ることで、改めてバリューを理解し、自身の活動にも活かしてもらうことが目的です。
今回リレースピーチを担当したのは、「Musubi」の開発チームでエンジニアとして働く松山哲也さん。ご自身にとって大切なバリューである「変幻自在」をテーマにお話いただきました。
2016年入社と、カケハシの創業から長きに渡ってカケハシに携わる松山さん。スタートアップで過ごしてきた7年間を振り返ると、変幻自在さを必要とする場面に何度も出会ってきたそうです。
「カケハシで過ごした時間のなかで、コードを書く時間の割合がどんどんと変わっています。創業期は一日中コードを書いているような状態でしたが、会社やチームの規模が大きくなるにつれて、コードを書く仕事から、他のメンバーが対応したプルリクエストやドキュメントをレビューする時間や採用活動などに時間を使うようになりました」
会社のフェーズややるべきことに合わせて業務範囲を変えていく姿勢は、求められてもなかなか実現できるものではありません。その変化すらも前向きに捉えて進んでいくそのスタンスが、松山さんらしさを作り出す要素なのかもしれないな、と感じます。
また、松山さんはご自身が大切にしている「こだわり」という言葉に触れながら、ご自身の考えを深掘って話してくれました。「こだわり」という言葉は、良い意味でも逆の意味でも使われることのある、二面性のある概念だという松山さん。
「今はソフトウェアエンジニアであるというこだわりを持っていますが、AIの進化などで社会が急激に変化する中で、それを持ち続けることが良いことなのかどうか、それはよくわかりません。変幻自在という言葉は、“そのこだわりは本当にあなたにとって大事なものですか?”といつも問いかけてくれているのかなと思っています」
今回、松山さんが話してくれた「変幻自在」と「こだわり」というフレーズは、一見すると乖離があるようにも聞こえます。けれども、実は地続きだったり、延長線上の話だったりするような、趣深さもありました。
自分はいったい、どんなこだわりを持って働いているのか。そして、そのこだわりを、どう活かしたり、変化させていくのか。それらを鑑みるのもいいかもしれませんね。
さて、松山さんからのご指名で次回の発表者に選ばれたのは、プロダクトのアカウント管理やアクセス制御など、信頼性向上に関わる開発を担う、SREの乙二雷和さんです。来月はどういった話題が飛び出すのでしょうか。次回もお楽しみに!
🏆 今月のMVF
カケハシでは「Most Valuable “Furumai(ふるまい)”」通称、MVFの発表を全社会議のなかで実施しています。いわゆる「MVP」ではなくあえて「MVF」としているのは、注目を浴びやすい大きな成果だけじゃなく、その背景にあるたくさんの人のたくさんの“ふるまい”にこそ注目していこうという思いから。
日常に埋もれてしまいがちなメンバーのグッドプレーやファインプレーに光をあてることで、新たな価値貢献のきっかけをつくることを目指して取り組んでいます。今月、おくられたPushは32件、Pushされた人の数は24人にのぼりました。そのなかから印象的だったものをピックアップしてお届けします🎉
バリューに紐づくかたちで本当にたくさんの称賛が集まりました。今回は〈アクションファースト、アウトプットファーストこそ「カタチにする」の本意〉と題したテーマのもと、バリューPushをピックアップ。
意見を提示するだけではなく、一度成果物をつくってみることで議論をスムーズに進めるふるまいとのことでしたが、これって本当に実行するのは難しいもの……。
さまざまな職種の方と仕事をするうえでは、イメージや方向性をシェアするために荒削りでもつくってみるってすごく重要。ただ、そうはわかっていても、なかなか重い腰が上がらないってこともあります。そうであっても、ブレずに「カタチにする」を貫く姿勢、見習わなければ……と背筋がしゃんと伸びる投稿なのでした。
今月もたくさんのバリューPushをありがとうございました。そして、MVFに選ばれた加藤さん、本当におめでとうございます!
🎉 今月のユーザーボイス
カケハシのサービスを使ってくださっているお客さまの声をご紹介するユーザーボイス。今回は、「Musubi」「Pocket Musubi」などを導入し、患者さんとのコミュニケーションを積極的に取ることで生まれたポジティブな反応について、カスタマーサクセスチームの丸山さんに紹介していただきました。
「Musubi」の健康アドバイスを活用した服薬指導を活用し続けたり、利用率を高めて、患者さんへとしっかり介入していく姿勢を見せてくださったのが今回の事例。そうすることで、薬局内のノウハウ、ナレッジ蓄積も可能になりました。
「薬剤師さんにおすすめしてもらったからと豆乳を飲み始めてくれた患者さんがいました。聞くだけではなく行動に移してくれる方もいるんだなと思い、健康アドバイスを活用してよかったと感じました」
「健康アドバイスを用いることにより、薬がどのように効いているのかを絵で見せることができ、『なんとなく飲んでいた薬がこんな感じで効いているんじゃな~』と深く理解していただけました」など、患者さんからの嬉しい声もたくさん。話をするきっかけづくりもできているようです。
私たちが薬剤師さんとの連携を図ることで、より有意義な体験を受け取れる患者さんはおそらく多くいらっしゃるはずです。そういった、医療体験の向上を目指す取り組みの成果を実感できる機会となったのが、今回の事例でした。今後も、多くの方に愛されるプロダクト開発を目指して、日々邁進していきましょう!
おわりに
今回も非常にたくさん、かつ、一つひとつが肉厚のトピックスだったため、充実感にあふれた全体会議となりました。毎度盛り上がるチャットも、わいわいと賑やかで微笑ましいくらい。会社の成長をみんなで見つめる月一度の時間が、この日も楽しく設けられたことに安堵しました。
また、カケハシではPollyというSlack上でアンケート集計のできるサービスを取り入れて、充電具合をメンバー同士で共有しています。果たして、全体会議の前後で充電具合に変化はあったのでしょうか……!
さらに、全体会議の最後にはアンケートを実施し、みんなの意気込みを集計しました。12月らしく、一年の締めに向かっていくための勢いを感じるコメントの多い結果となりました。2023年、ラストスパートをかけていきましょう!
それでは「今月のカケハシ」は以上で締めたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。また来月のオープン社内報でお会いしましょう。それでは!