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職種の枠を超えて「顧客起点のモノづくり」を—Amazon Working Backwardsワークショップを社内開催しました

はじめまして。4月から新卒薬剤師として入社し、カスタマーサクセスを担当している前田です。
先日、AWSの方々にご協力いただき、社内向けにAmazonのWorking Backwardsを学ぶワークショップを開催しました。その様子をレポートします!

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Working Backwardsとは??

Working Backwardsとは、Amazonが実践する「お客様に求められるモノやサービスを作るための考え方」。「お客様は誰なのか ?」からはじまる5つの質問に答え、お客様にとって本当に必要なサービスを検討。プロダクトを開発する前にプレスリリースを書くことで作るものを明確にし、Q&Aでより具体的な体験をまとめるフレームワークです。つまり、提供するモノやサービスを、お客様起点で考えるための方法なんですね。

※参考
https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202005/amplify-working-backwards/?awsf.filter-name=*all

Working Backwardsで定義されている5つの質問がこちら。

お客様は誰ですか?
お客様が抱える課題や新しい可能性は明確ですか?
お客様が受ける価値や利益は明確ですか?
お客様の求めるものや欲しいものをどのように知りましたか?
お客様の体験はどのように変わりますか

これらの質問に対する答えを明確にすることで、お客様のことを具体的に想像することができ、そしてお客様に本当に求められるモノやサービスを明確にイメージすることができるというわけです。

「職種に限らず事業やサービスに対する思考機会を増やしたい」という思いから開催

今回参加したのは、エンジニアやディレクター、薬剤師、デザイナーなど合計17人。職種を問わず、プレスリリースドリブンな仕事の進め方を参考にして、日常的にサービスを成長させるために思考することを根づかせていきたいというのが、今回のワークショップの目的です。より具体的にまとめると

・提供するサービスについて考える人が固定化されないよう、全社の起案量を増やす。
・会社全体で、顧客起点の考え方を学ぶ
すばやくアウトプットしてレビューを受け、より良く磨き上げていくプロセスを敏捷に回すというマインドセットを維持する。

まさに、カケハシが掲げる6つのバリューの1つ“カタチにする”が表していることそのものです。


プレスリリースを作ってみよう!~ワークショップ体験~

前置きが長くなりましたが、いよいよ実際のワークショップの中身について。今回のテーマは、“デジタルを活用したこれまでにない薬剤師業務体験”です。参加者にWorking Backwardsのフォーマットが配布され、実際にシートを埋めていきます。

ルールは、質よりもスピード重視でやること。制限時間2〜3分という短い時間で、Working Backwardsの5つの質問に向き合います。

私は、薬学生時代の実務実習で出会った薬剤師さんを思い浮かべながら考えていきました。

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続いて、記載した回答をもとに、プレスリリースの文案を7分で考えます。
全員集中して、簡潔にサービス内容やメリット、お客様の声を書き上げていました。

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そして、書き上がったプレスリリースをレビュー。「なぜ?」「本当?」「どういうこと?」という視点で問いを投げかけ、「こうすればもっと良い」という観点でコメントしていきました。

職種の枠を超えたワークショップって面白い

参加者からはこんな感想が。

「2時間が一瞬でした!大きなイノベーションじゃなくても日々の運用のなかでのイノベーションの在り方みたいなものを考えさせられました」(プロダクトマネージャー)
顧客になりきってコメントを書くのが大変でした。リアリティにこだわりました」(ソフトウェアエンジニア)
「他の人の意見を聞くのも面白く、異なった視点からの考えが刺激になりました。全体を通して、“お客様が喜ぶのかどうか?”という視点で考える姿勢を学ぶことができました」(ソフトウェアエンジニア)

私自身も学ぶことが多く、何より「まずアウトプットしてみること」で見えてくるものがあるということを、身をもって実感できた気がします。
また、一緒に参加した先輩薬剤師の「薬剤師という職業を知っているからこそ、自由な発想が奪われる部分がある。違う立場からの自由な発想が刺激になった」というコメントに、強く共感しました。

ワークショップは、とにかく楽しかった!

カケハシのバリューである“カタチにする”ことを体験し、お客様視点で考えることを学べたいい機会になりました。

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