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誰かに「ありがとう」と思われるサービスを提供していきたい|カケハシずかん【no.0014 櫻木基充(テックエンジニア)】

こんにちは、カケハシ公式note編集部です。

カケハシで働く人々を気軽に知る、身近に感じるための連載「カケハシずかん」。編集部がこしらえたいくつかの質問をメンバーに尋ねていくことで、メンバーの新しい一面を知ってもらえたらと思っています。今回は、カケハシを創業期から支えつづけるベテランメンバーが、その半生を綴ってくれました。ぜひご覧ください!


櫻木基充(テックエンジニア)
16personalities - ENFJ-T

Q1 . カケハシでのお仕事は?

テクニカルサポートチームでマネージャーをしています。主に「Musubi」導入後のハード・ネットワークなどのサポートを主務としております。今年(2024年)からはセキュアリモート室の管理人も務めることになりました。

Q2 . これまでの経歴は?

※🍎は某キャラクター的体重表現です。

21歳:🍎🍎
デザイン学校を卒業後、なぜか電線工場に入社するも1年で倒産。バイトばかりで体を壊したら、心配した親により横須賀市内の調剤薬局チェーンに入社。募集要項がパソコン使える人だったが、実はレセコンを使える人だった。

24歳:🍎
毎日怒られながら何とか調剤報酬を覚えて店舗の事務ヘルプ、本社雑用やりながら子会社のレセコン会社(1)でレセコンの販売を手伝う。

26歳:🍎
顧客先のレセプトを手伝っていると、気が付いたらその薬局の調剤事務と結婚することに。

在籍していた調剤薬局チェーンが解散、他社譲渡。結婚したばかりのヨメと裸一貫で上京、薬局経験のある人を募集していたレセコン会社(2)に入社。Access VBA すら怪しいというところから始まり、レセコン(VB4)→(Delphi4)のソース移行に従事。

27歳:🍎🍎
オラクルマスターシルバー合格(2回目で合格)

30歳:🍎🍎
いろいろあって、レセコン会社(2)を退社。某大手レセコン会社に内定をいただくが、直感で別の小規模レセコン会社(3)に入社。

VB4→VB.Netのソース移行に従事しつつ、営業と保守を兼任する(社員数4名、なんでもやるしかなかった)。プログラムの勉強をちゃんとしていたわけではなかったため、オブジェクト指向なんやねんとなり、保守営業専門となる。

33歳:🍎🍎🍎
母が倒れたのを機に横須賀に戻る。住宅ローンを背負う。

34歳:🍎🍎🍎🍎
レセコン会社(3)のレセコン事業譲渡に伴い、退社。住宅ローンどうしよと悩みながら、退職届を出しに行く新幹線車内で、レセコン会社(2)時代の元同僚から電話で誘われ、レセコン会社(4)入社。

架電→商談→成約→保守をひたすらやる、とにかく結果を求められる日々を過ごす。ひたすら働いた。

41歳:🍎🍎
ストレスから髄液漏という病気になり開頭手術。男の厄年。
復帰してすぐさま、某大手薬歴会社との共同開発レセコンのシェイクダウン対応で、2ヶ月ほど北九州人になる 。       

42歳:🍎🍎🍎
北九州から帰ってきたら、大阪支社常駐を言い渡される。家族が笑顔で「行ってらっしゃいパパ」と言った。

単身赴任生活スタート。某大手調剤薬局チェーンの担当営業として、大阪と芦屋を行ったり来たりする生活。

44歳:🍎🍎🍎🍎
このままじゃ一生自宅に戻れない。毎月のレセプト対応と半期に一度やってくる棚卸対応に疲れ、もうダメな気がして転職活動。カケハシに採用される。

単身赴任生活終了。帰った早々、ムスメがいい感じに反抗期で口をきいてくれなくなる。

46歳:🍎🍎🍎🍎🍎
義母が要介護となる。

47歳:🍎🍎🍎🍎
「Musubi」導入がピークを迎え、大手チェーンとSMB店舗で導入チームを2分化する。

ムスメと氷解。

49歳:🍎🍎🍎🍎🍎
カケハシ本社のセキュアリモート室(通称L2室)の管理人となる。
義母が特養に入所。気が付いたら子ども2人が大学生と高校生になっていた。

Q3 . どうしてカケハシへ?

前職のレセコン会社時代(2016年ころ)に日薬(日本薬剤師会学術大会)でカケハシブースを表敬訪問した際、まあまあ鼻息荒く「これからどんどん進化します! クラウドです!」とおっしゃっていたので気にはなっていました。

後日、人材紹介会社に推されて面接の機会をいただき、その日の夜に中尾さんから採用連絡が入りましたが、 「すいません、紹介会社を通してください」 と冷静に対応した記憶がリフレインしています。

「すぐにでもJOINしてくれ!」とお誘いくださったものの、ちょうど当時のレセコンユーザーの導入プロジェクトが進行している中だったので「2018年まで待ってくれ」と無理な相談で返す結果となり、破談も覚悟しましたが、ひたすら健気に小生のJOINを待っていてくださったのは本当にありがたかったです。

Q4 . 実際に働いてみてどうでしょう?

JOINした当初は社員数30名にも満たない、ひたすらに若くて粗削り感満載な感じでした。

プロダクトはあるけど、セールスもサクセスもサポートも組織的にも完全に手探りでゼロスタート感が強かったです。

信濃町の狭いオフィスで、エンジニアさんと混在で仕事していましたが、誰も会話せず、Slack上だけでやり取りをされていたので「喋っちゃいけない会社なのか?」と思ったりもしましたが、単に全員シャイなだけだったというエピソードはとりあえず伏せておきます……社員だけにw

メンバーはみんな自分よりも年下でしたが、明確な目標を持ち、意識高くも気さくないい人が多く、当時レセコンの知見を有していたメンバーが私だけたったので、小生のわがままとも言える意見も尊重くださり、「Musubi」導入パッケージとなるプロトタイプの仕様を確立することができました。

OKRとかKPIとかARPとかCACとかOSUといった難解なビジネス略語を理解できず、都度都度ググりながら「ですよねーtohaieやっぱcommitmentがねーw」とか無理やり会話にしがみついてベクトルあわせてましたw

ただ「OSU」だけはどうググっても判らず、先輩に聞いたら「あーそれ単なる押忍(了解)」だよと言われ「っあーーー;」と思いました。

対外的には、クローズドなオンプレミス全盛の薬局システム業界において、当初はクラウドがなかなか受け入れらない状況から、コロナ渦を経て大きく風向きが変わったのを感じました。

直近の課題感としては、顧客と近い距離感で個別対応も辞さないという従来からの薬局業界の世界観のなかで、「サクセスのためにはクラウド的なSaaS的な仕組みをご理解いただかないとなぁ」「現場の薬剤師の先生をはじめとする方のITリテラシーに伴ったご支援をいかに差し上げるか?」それがきっと小生に与えられたテーマなんだろうなあ、と遠い目で見つめております。

Q5 . 「カケハシらしさ」とは、どんなところ?

カケハシを一言で言い表すと、「成長組織」だと思います。

黎明期から参加させていただき、名だたるスタートアップコンテストを総なめにし、知名度が上がり、プロダクトとして進化し、顧客が大きく増え、薬歴以外のプロダクトも増え、さらにその先にあるテーマに向けて仲間が増え、8年経って気が付けば300名を超える組織として各々の役割が変わりつつある中でもブレることのないミッション・ビジョン・バリューを維持し、尊重しているところは本当に素晴らしいと思いますし、その場に立ち会えているのもサラリーマンとして希少な経験であり光栄だと思っております。

カケハシにJOINしてよかった、と思えるところです。

Q6 . 「ここがヘンだよカケハシ」どんなところ?

黎明期、真夏の商談にG短パンで挑む某CEOは変わった人だなあと思いました。以降、お客様と会うときは全員スーツでネクタイにしようと決まりまして、そのときは「やってくれたな」と正直思いました。

Q7 . 推しバリューはどれ?

「無知の知」
薬局の業界外からJOINしたメンバーが多数で、それぞれがお持ちの良いシナジーが反映され、ニッチな業界的な知らないことを知らないと言え、それを受け入れることができる環境が、なによりも温かく素晴らしいと感じます。

Q8 . カケハシで実現したいことや夢は?

とりあえず、企業として早々に次のステップへ……(?)
個人的社会貢献としても、誰かに「ありがとう」と思われるサービスを提供していきたいと思います。

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