年収やポジションよりも「何を成すのか」でカケハシを選んだ
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年収やポジションよりも「何を成すのか」でカケハシを選んだ

「ポジションにこだわりはない。それよりも“何を成すのか”が大事でした」

こう口を揃えるのは、カケハシのサービスにおける信頼性向上を担うSREチームの面々。SREチームに所属しているのは、いずれも前職では、マネジメントやテックリードを担ってきたメンバーばかり。それにも関わらず、ポジションや年収、知名度ではなく、“何をやるのか”という軸でカケハシへ入社しました。

なぜ、彼らはカケハシを選んだのか。そしてこれからSREチームはどこへ向かうのか。

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プロフィール

尾形暢俊
前職は、スマートニュース株式会社にてSREチームの立ち上げとマネジメントを担当。人員やサービスのグローバル化が推進されていくにつれ、より国内に特化した仕事をしたいと思うようになり転職。株式会社カケハシのビジョンに共感し、SREとして参画する。

Y.T.
前職は、メガベンチャーのプラットフォーム開発テックリード、および全社横断SRE。その後、株式会社カケハシにSREとして参画。

乙二雷和
前職は、Fringe81株式会社にてテックリードとして大手通信キャリアのアドネットワークのSREを担当。その後、株式会社カケハシにSREとして参画。

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自分の経験、そして人生を、世の中のために

—— まず、カケハシへの入社経緯から教えてください。

尾形:大きく言うと、日本が抱える問題をどうにかしたかったからです。

もともとはグローバル志向だったので、「海外市場で競争力のあるサービスを手がけたい」と思い、スマートニュースへ入社しました。ただ、実際にグローバル化が推進されて、スマートニュースが海外の社会問題に向き合い始めたとき「自分はこのままでいいのか?」と思うようになってきて。

40代も半ばに差し掛かって、自分が働いて何かできる期間はもう限られている。残された期間を何に費やすべきかを考えると、自分にとって身近な日本の問題解決に関心を持つように。そこで、医療関係、行政関係のスタートアップを軸に転職活動をスタートしました。

いくつかの企業に話を聞きに行きましたが、カケハシを選んだ理由は2つ。

1つは、自分の原体験によるものです。自分や家族の付き添いで薬局へ寄ったときの体験で、あまりいい思い出がなかったので、カケハシのビジョンやサービスにはとても共感できました。

もう1つは、会社の規模です。たとえば10人程度のスタートアップだと、僕のバリューをフルに発揮できないと思っていて。とはいえ、あまり大きすぎても意味がない。100人前後で、ある程度エンジニアの役割分担ができつつあったカケハシのフェーズは理想的でした。

乙二:僕はFringe81で主に広告システムのインフラを担当していました。Fringe81では「AWSを徹底的に極める」ことを目的にしていたのですが、ある程度身についたので、「じゃあ、この技術を何に活かすか」を考えるように。尾形さんと同じように「残りの人生をかけるもの」という観点で考えたとき、たどり着いたのが社会貢献性というテーマでした。

カケハシに決めたのはビジョンやバリューへの共感です。実はもう一社内定をもらっていて、年収も良かったんですが、それを働く目的にしたくはないなと。カケハシで社会課題を解決するための事業を興していくことに、残りの人生をベットしました。

Y.T.私の場合は退職理由なのですが、大きく分けて2点あります。

1つは、意思決定系統が明確ではなかったから。前職はメガベンチャーで、私自身ベストを尽くしてきたつもりだったんですが、いくつも事業ドメインがあるため、プラットフォームとしての意思決定の系統が不明瞭だったんですよね。「各事業部が全部バラバラなことを言っているぞ」みたいなこともしょっちゅう。それどころか、意思決定の体系化や優先順位付けもできていなかったので、「何かをやろう」と起案しても、実現性が低いわけです。何度も計画が潰れていくのを見ているうちに、「ここでやれることはやり切ったのでは」と思うようになりました。

もう1つは、ビジョンです。前職ならではの話なのですが、それぞれの事業を成し遂げたところで、インパクトはないし、その先の未来がイメージできなかった。その点、カケハシは世の中の課題をスピード感を持って解決しようとしている。「世の中に好影響を与えている会社で働きたい」という気持ちは強かったので、うってつけでしたね。

付け加えると、私も尾形さんと同様、会社のフェーズとしてもベストだったように思います。ある程度プロダクトもワークしていて、そのうえで組織をよくしていくことにバリューを発揮できると考えていたので。

フルサーバーレスで、業界最高レベルのセキュリティを

—— 特に尾形さん、Y.T.さんは入社のタイミングも重要だったと。

尾形:そうですね。タイミングとしては、今後大規模チェーン店の増加が予想されていて、よりサービスの安定性が重要になってくると言えます。セキュリティに対する要求は高くなっていくので。

乙二:いまロードマップをずらっと眺めてみたんですが、セキュリティ堅牢化のタスクは積み上がっていますね(笑)。

Y.T.タイミングとしては、ちょうどサーバーレスアーキテクチャがほぼ全プロダクトで採用され、完成しつつあります。サーバーレス化に関しては、国内のスタートアップと比較しても先進的な部分だと思いますね。

乙二:Y.T.さんの言う通り、フルサーバーレスで医療基盤をつくったことはカケハシの特徴だと言えますね。他の企業だと、オンプレで提供しているところもありますが、我々としてはサーバーを運用するよりも、事業をつくっていくことにコストを投下したいので。

Y.T.特にサーバーレスアーキテクチャは、10年スパンで起こるパラダイム転換の象徴だと思っていて。そういう意味では、カケハシはうまく波に乗れているのではないでしょうか。セキュリティオートメーションやSaaSクラウドセキュリティといったキーワードにピンとくる方には最適だと思います。

乙二:その通りですね。AWSでセキュリティをバリバリつくってみたい方には、おすすめのタイミング。業界最高レベルのセキュリティを、手抜きはしないけど効率的にやるという最高レベルの方法でつくっていけるので。

—— 入社に際し、ポジションは気にしなかった? みなさんマネジメントやテックリードなど経験しているわけですが。

乙二:僕はあまりポジションにこだわりはないですね。それよりも、「何のために仕事をするのか」に対して明確な答えを持って取り組めるほうが大切だと思います。

Y.T.ポジションに関しては私も別にこだわりはありません。乙二さん同様、それよりも「何を成すか」、そして「誰と成すか」の方が重要で。入社して驚いたのは、本当に1日中医療や薬局、薬剤師のことだけを考えているような、ある意味“変わり者”なメンバーばかりなんですよ。

そのなかでも特に印象的だったのは、ビジネスサイドのメンバー。スタートアップの組織やファイナンス、テクノロジーといった知識をきっちりと押さえているので、すごく頼もしい。よくビジネスサイドとエンジニアサイドが対立するという話を聞きますが、カケハシではほとんどありません。理解のある人たちと同じ方向を目指して一緒に働けるのは、なかなか魅力的だし、かなりやりやすいと思います。

—— 印象に残っているエピソードは?

Y.T.スタートアップにおいて生じる技術的な負債を解消する時間をちゃんと確保している点ですね。後回しにしてしまいがちな部分に目を向けている点は素晴らしいです。

乙二:少し違う切り口だと、KPIの立て方はすごく勉強になります。The Model(ザ・モデル)という仕組みを取り入れているのですが、議事録を見るだけでも事業の成長のさせ方が学べる。エンジニアにとってもすごく刺激的だと思います。

セキュリティと利便性を両立させる醍醐味

—— チームのミッションは?

尾形:SREなので、一番に重要視すべきは信頼性です。信頼性とひと口に言ってもさまざまな側面がありますが、当面はセキュリティにおいてすべきことはたくさんある状況ですね。特にカケハシは医療情報を扱っているため、一般的な個人情報よりも高いレベルが求められる。扱うデータのセンシティブさが全く違いますね。

セキュリティ周りって、すごく泥臭い。セキュリティと利便性は相反するものなので。利便性を損なわないように、かつセキュリティを高くすることに関しては、よく考えて地道にコツコツやらなければいけないところであり、面白みのある部分だと思います。

—— 他企業のSREとの違いがあるとしたら、どのあたり?

尾形:規模によるかもしれないのですが、カケハシの場合「インフラ周りはSREチーム以外いじれない」ということはありません。SREチームにインフラ周りの業務を完全に切り出すのではなく、プロダクトチームでも対応できるようにしています。変に分業化してしまうと、プロダクトチームが増員したときにSREチームのリソース不足がストッパーになってしまう。小さなタスクが積み上がったときに「リソースが足りないので、1週間待ってください」みたいなコミュニケーションが生まれてしまうと、双方にとってストレスです。

Y.T.そもそも「インフラチームがSREに名前を変えました」というチームではないので、プロダクトをバリバリ運用しているわけではありません。プロダクトチームに積極的に関わっているパートナー的な立ち位置というイメージが強いと思います。

—— これまで実践してきたことは?

Y.T.いろいろやってきたと思いますよ。シミュレーションとして障害をステージング環境で実際に発生させ、対応プロセスをひと通りやり切ったり、エンジニア全員でバグを見つけるテストセッションを仕切ったり、インシデントが起きたときのフローをリフレーミングして、振り返りのプロセスを整備したり……細かいところだと開発のガイドライン、エンジニアが入社したときのオンボーディングのプロセスもつくりました。他には、ビジネスサイド向けのITリテラシー向上を目的に、AWS認定クラウドプラクティショナー取得を目標とした勉強会も開催しています。振り返ってみると、本当にいろいろやってました(笑)。

—— 仕事の幅が広いですよね。

乙二:そうですね。この規模でセキュリティまでやるのは広いほうだと思います。幅広い分野を学べる機会がある環境は、自分としてはポジティブです。SREという職種自体、AWSの幅広い知識が求められるので、「ひとつを極めればいい」というものではありませんし。

Y.T.特にセキュリティは、エンジニアにとって基礎科目のようなものです。難易度は高いけれど、エンジニアとしては押さえていないと困る分野なので。

「自分のため」より「誰かのため」に

—— 今後着手したいと考えている領域は?

Y.T.やはり、もっと技術面を見ていきたいですね。具体的には、CIにおける自動チェックをもっと広くしていきたいですし、自動で脆弱性診断などもできるようにしたいと思っています。

乙二:カケハシには「まずやってみる」というカルチャーが根づいています。これからもコツコツと「とりあえずたたき台をつくってみて、エンジニアと話してフィードバックをもらって……」という進め方で小さくスピーディに実践していきたいですね。

—— 今後のSREチームの組織ビジョンは?

尾形:理想は、1プロダクトを1人が専任で担当し、ドメインの知識を持って、サービスのソースコード の中身も把握している状態をつくっていきたいですね。現在(2021年3月時点)は3人ですが、タスクの状況だったり、セキュリティを兼任しているような状況だったりを考えると、2人増員して、5人ぐらいの組織にはしていきたいと思います。

—— カケハシのSREのキャリアパスは?

尾形:キャリアパス……正直、カケハシで働いている人の多くは、キャリアパスを気にしていないような気がしますね。エンジニアは特に。

Y.T.おそらく、キャリアパスを考えようとすると、主語が「自分」になるんですよね。それよりも、主語を「他者」、それこそ、「世の中」や「社会」にして入社する人が多いような印象です。

乙二:「ラダーを登っていく」という意味でのキャリアという考え方とは別に、「状況に応じて行動していく」という意味でのキャリアという考え方もあると思います。カケハシにおけるキャリアの考え方は、後者なのかなと。決まりきったキャリアパスはない。逆に言えば、やりたいことはやらせてもらえる土壌はあるので、希望は伝えていただいて構わないと思います。

尾形:実際、Y.T.さんにはSREという括りにはおさまらない仕事も結構やってもらっていますね。

Y.T.カスタマーサクセスに代わってユーザーからの問い合わせに回答したり、システムに関する相談に乗ったりしていますね。とはいえ、それも全て信頼性につながるものだと考えています。厳密にはSREの仕事ではないかもしれませんが、違和感はないですね。

—— 最後に、カケハシのSREチームで活躍できるのはどんな人?

尾形:会社としての目標は追いかけつつも、自分で課題を見つけて、解決に向けて動けるような方だと一緒に働きやすいと思います。

乙二:確かに課題を発見できるタイプの方は成果が出しやすいかもしれませんね。既存のプロダクトや組織における課題をどんどん発見してもらえたら嬉しいです。次のチャレンジを探しているような方が「カケハシのSRE」という選択肢を検討してくれたらありがたいと思います。

Y.T.もちろんシステムに関する知識は最低限必要として、薬剤師や患者さんに寄り添っていけることは大切だと思います。ある意味、カスタマーサクセスやマーケティングの要素もある仕事なので。ユーザーを見て仕事をしたいという方に向いていると思います。「結局誰のために仕事しているの?」とモヤモヤを抱えている方には、いい環境だと思いますよ。

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「⽇本の医療体験を、しなやかに」をミッションに、患者満足と薬局の働き方改革を支援する薬局体験アシスタント「Musubi」を展開するヘルステックスタートアップ・株式会社カケハシ(KAKEHASHI)の公式noteです。カケハシにまつわるヒト・モノ・コトを幅広くお伝えしていきます。