開発チームの理想状態を検討するワークショップを行いました
この記事はカケハシアドベントカレンダー2021 21日目の記事になります。
こんにちは、Musubi Insightの開発チームでスクラムマスターを担当している伊豆本です。
今回は、チームの理想の状態について開発メンバー間で共通認識を深めるべく、ワークショップを行いましたのでご紹介します。
背景
チームの理想状態を検討するワークショップを行ったのは、顧客により良いサービスを提供する上でチームの生産性が高い状態を維持するためです。
チームの生産性を高く保つためには、メンバーのエンゲージメントを高い状態にする必要があります。
エンゲージメントが低いと、不満や悩み事を抱えた状態で仕事をすることになります。場合によっては離職に繋がることもあり、採用・オンボーディングに工数がかかることでチームとしての生産性を大きく低下させることになります。
そのため、「メンバーのエンゲージメントを高い状態にする」ことがチームの生産性を高く保つために必要です。
ワークショップ
①事前説明
メンバーそれぞれに「良いチームとはどんなチームなのか」について考えてもらうのですが、その際に注意したい点が、個人にとっての理想状態ではなく、「チームとしてどういう状態が理想なのか」を検討してもらうことです。
個人にフォーカスしすぎると他のメンバーにとってはエンゲージメントが低くなるかもしれません。個人ではなく、あくまでチームとして生産性を最大化できる理想のポイントを探っていくことが重要になります。
ワークショップに限らずミーティングでも同様ですが、どのような背景で・どういった目的で実施するのかを、参加メンバーと認識をすり合わせておくことも重要です。背景や目的が理解されないまま実施すると、同じ方向を向いた議論がなされず、意図しない方向に発散してしまう恐れがあります。
②ワークショップのゴール
背景や目的を参加メンバーに理解してもらった上で、ワークショップのゴールを説明します。
ワークショップを通じてどのようなことが決まれば良いのか、目指すべきところについて認識を統一します。今回のワークショップでは、「チームメンバーが目指す理想像を洗い出す」と設定しました。
③ルール
・一つの意見に固執しない・決めつけない
・疑問点があれば質問する
・全員が話せる機会を作る
・否定せず、アイデアの上にアイデアを重ねる
・内職せず集中して取り組む
・楽しむ
④ワークショップの進め方
今回のワークショップではmiroを使用しました。miroはオンライン上で使用できるホワイトボードツールです。個人的にはコロナ禍前からフルリモートで稼働しているため、ワーク系のミーティングを行う際はmiroを使用することが多く重宝しています。
ワークショップは以下のように進めました。
▼グルーピングの様子
⑤結果
同じような付箋が多くあり、メンバー間で期待している状態が近いとわかりました。
振り返り
参加メンバーからは「楽しく取り組むことができた」と感想をもらうことができました。未来について、前向きに話し合うことができる良い機会になったかと思います。個人で付箋を書き出すのに時間がかかってしまったので、事前に付箋を書いてもらったり、グループ分けして少ないメンバーで行うと、より議論に時間を割けるかもしれません。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。カケハシでは、お互いを尊重し、より良いプロダクトを提供したいという熱い思いを持っているメンバーが数多く在籍しております。様々な求人がありますので、興味をお持ちになられた方はぜひ募集要項をご覧になってください!!
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