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アドベントカレンダー

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カケハシ社員が綴る、一年の振り返りや自己研鑽にまつわる記事を集めました。アドベントカレンダーとして日々公開していますので、関連記事も合わせてご覧ください!
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記事一覧

(考え中)BtoB企業におけるコンテンツマーケティングのネクストステップってなんだろう

……そんなテーマでKAKEHASHIアドベントカレンダーに参加しようと思い、いざ書こうと思ったらインフルエンザに罹ってしまい、数日を棒に振った。齢36歳、4年ぶり3回目。妻も同時に罹患したので、この数日の家庭内は控えめにいってカオスだった。38度6分のわたしが、39度超えの妻の寝衣を交換する丑三つ時のことは、思い出すだけで妙に関節が痛くなる。 これを書いている現在は薬を飲んですっかり快方を向かえており、医療のありがたみを改めて知る機会となった。この原稿を掲載前日に慌てて書け

デザイナーの事業貢献を促進するために、「デザインチーム独自のOKR」を導入してみた話

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の 21日目の記事になります。 こんにちは。カケハシのサプライチェーン領域でUI/UXデザイナーをしている北岡です。 今回は、デザインチームが2023年上期にOKRによる目標管理に挑戦した理由やその軌跡をお伝えしようと思います。 なぜデザインチームがOKRを導入したかサプライチェーン領域のデザイナーは昨年まで2名で、チームとして本格的な目標管理は実施していませんでした。しかしようやく3名となり(業務委託含

コミュニティが社内に受け入れられ、理解されるまでに必要な、「コミュニティ自体の盛り上がり」以外のこと

こんにちは。株式会社カケハシのユーザーコミュニティ「MusuViva!」で、コミュニティマネージャーを担当している伊藤と申します。 オープンから2年5ヶ月、立ち上げ開始からこの12月でちょうど3年を迎えるMusuViva!。 ようやくユーザーさんへの価値、そして社内への価値について、明確に語れる手応えのようなものが、得られてきたように思います。 アドベントカレンダーとして、こちらを書き残すことで、 「コミュニティは盛り上がってるけど、社内であまり理解してもらえない」 「会

親の治療に伴走して気づいたコミュニケーションの可能性

「お父さんの腰の調子が悪くてクリニックに通ってるけど、治らないのよ」 ある日、私のもとに母から連絡が入った。 「検査はしたの? クリニックの先生に相談してみたら?」 私のアドバイスを受けた両親は、クリニックに相談。大学病院での検査を経て病名が判明したものの、治療の過程で新たな病気が見つかり、別の病院で精密検査をすることになった。 不安がる母に代わり、診断結果と治療方針説明の場には、私と父が出席することに。病名や現在の状態、今後の治療について説明する主治医に対して、私は原因

会社員なんて向いてないって、とっくにわかってる

「軽度ではありますが、うつ病ですね」 目の前に座る精神科医がそう言葉にした。驚きはしない。「やっぱりそうか」と思った。むしろ、免罪符をもらえたような気がして、ちょっと安心すらしている自分がいた。つい数ヶ月前のできごとだ。 昨年の10月に会社員をやってみるという道を選んで1年と2ヶ月。苦しかった。心の底から苦しくて、毎日のように泣き続けて、途中からは涙も出なくなって、空虚のような心で生きていた。何度か辞めようと思案して、それでも続けてみたいと崖から落っこちそうな自分を奮い立

カケハシにデザイナーとして入社して3ヶ月が経ちました。

この記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の 1日目の記事です🎄🦌🛷 お久しぶりです。UI/UXデザイナーをしているこにたんです。 noteを退職して、9月に株式会社カケハシに入社しました。 アドカレ1日目兼、入社エントリとして「なぜカケハシを新しい就業先として選んだのか」「この3ヶ月間どんなことをしたのか」等を、つらつら書きます。よかったらお付き合いください。 カケハシってどんな会社?引用の通り、医療領域の中でも薬局向けにサービスを展開する会社です

プロダクトマネージャーが重視したい「顧客」と「社内」2つの“解像度”

こんにちは。カケハシで新規サービスに関わるプロダクトマネージャーを担当している山本です。 プロダクトマネージャーという仕事は、一般的にはビジネス・顧客・開発のトライアングルを機能させる役割だと定義されています。 そのため求められるスキルもさまざまで、プロダクトロードマップ作成や仕様策定といったプロダクトそのものに関する知見はもちろん、Webマーケティング、データ分析やユーザリサーチ、プロジェクトマネジメント、エンジニアとしての経験もしくはエンジニアと会話できるだけの技術知

ひょんなことから、27歳、はじめての会社員

なんというか、その、転職をした。自分の人生で会社に所属する瞬間が訪れるはずはと思っていたが、想像よりもゆるやかに転職してしまった。 20歳でフリーランスのライターとして働き始めてから、丸6年。通っていた学校を中退してフリーランスになってしまったので、会社員という肩書きを身に着けたことはない。 実際のところ、フリーランスであり続けることには悩んでいたし、自分の行く末があまりに不明瞭で困り果てたこともある。それでも、フリーランスでいることを選んできたのには、少なからず意図があ

BtoB SaaSのプロダクトチームが顧客解像度を爆上げした3つの取り組み

カケハシでは薬局のあり方をアップデートし、医療体験をより良いものに変化させるための独自のプロダクトを展開しています。 社内には医療業界のバックグラウンドを持つメンバーも在籍していますが、その限りではないこともあり、プロダクト開発に携わるうえでは業界・顧客理解が重要視されることもしばしば。 そこで今回の記事では、医薬品在庫管理・発注システム「Musubi AI在庫管理」や新規サービスのプロダクトリードとしてチームを束ねる山本がチームで顧客解像度を高めるために行ってきた取り組

AIを活用した薬局向け在庫管理サービスの発注UX改善の取り組み 顧客理解〜ゴール設定編

こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2022 の4日目の記事です。 カケハシでプロダクトデザイナーをしているKitaokaです。 医薬品物流の最適化をミッションとするサプライチェーンマネジメント(以下SCM)領域に所属。サービスデザインチーム(PO&PdM&Designer)の一員として、AIを活用した医薬品の在庫管理サービス「Musubi AI在庫管理」のデザインを担当しています。 これから3回に渡って、AI在庫管理の発注UX改善の取り組みについてご

スタートアップにおけるプラットフォーム開発と、自律型組織のエンジニアリングマネジメント

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2022 の5日目の記事になります。 https://adventar.org/calendars/7444 はじめまして、薬局・薬剤師向けSaaS「Musubi」を手がける株式会社カケハシのプラットフォーム部門で働いている窪野です。入社(2022年7月)してまだ半年のエンジニアリングマネージャです。この記事ではそんな僕の事を少しだけ書かせていただこうと思います。 僕は 20 年以上 WEB/IT 業界でソフトウェ

techスタートアップらしさとは結局なんなのか

この記事はカケハシアドベントカレンダー2021 25日目の記事になります。 株式会社カケハシ 取締役CTOの海老原です。少し前に、一週間ほど休みをとって何もせずゆっくり考える時間が取れたことがありその時にとりとめもなく考えたことをまとめてみようと思います。 ・・・ そもそも重要なのは“tech”なのか?これはある種の言葉の綾に近い話なのかも知れないが、例えば「techスタートアップらしさを強めていく」といったテーマについて議論する際になんとなく違和感があるというか、重要

普通の薬剤師が、気づいたら薬局向けサービスのプロダクトマネージャーになっていた話

この記事はカケハシアドベントカレンダー2021 24日目の記事になります。 初めまして、薬局業務を見える化するデータプラットフォーム「Musubi Insight」のプロダクトマネージャーの齋藤です。今日は少しだけ僕についてのお話をしようと思います。 今回の記事は、日々悶々と過ごしている薬剤師の皆さんに向けた内容となっています。 カケハシに入社して4年ほど経ちますが、入社以前は約10年間、病院や薬局で薬剤師として勤務していました。今でこそ、プロダクトマネージャーやSaa

開発チームの理想状態を検討するワークショップを行いました

この記事はカケハシアドベントカレンダー2021 21日目の記事になります。 こんにちは、Musubi Insightの開発チームでスクラムマスターを担当している伊豆本です。 今回は、チームの理想の状態について開発メンバー間で共通認識を深めるべく、ワークショップを行いましたのでご紹介します。 背景チームの理想状態を検討するワークショップを行ったのは、顧客により良いサービスを提供する上でチームの生産性が高い状態を維持するためです。 チームの生産性を高く保つためには、メンバー