親の治療に伴走して気づいたコミュニケーションの可能性
「お父さんの腰の調子が悪くてクリニックに通ってるけど、治らないのよ」
ある日、私のもとに母から連絡が入った。
「検査はしたの? クリニックの先生に相談してみたら?」
私のアドバイスを受けた両親は、クリニックに相談。大学病院での検査を経て病名が判明したものの、治療の過程で新たな病気が見つかり、別の病院で精密検査をすることになった。
不安がる母に代わり、診断結果と治療方針説明の場には、私と父が出席することに。病名や現在の状態、今後の治療について説明する主治医に対して、私は原因