一人ひとりが自律的であるための”情報対称性”|オープン社内報「今月のカケハシ」
こんにちは、カケハシ公式note編集部の鈴木です。
先日、友人のお誕生日を祝うべく、久しぶりに東京ディズニーランド®へと出かけてきました。その日、周囲には卒業証書を手にした学生さんが数多く訪れており、各々の楽しみ方で卒業という大切な節目を満喫していた様子。
この時期は、春から訪れる新しい暮らしに向けた期待感と、これまでの日々が過ぎ去る切なさとの、両方が共存する甘酸っぱいひとときなのかもしれませんね。
「代わり映えがしない」と思っているような何気ない日常も、ふとその軌跡を振り返ってみると、ちいさな変化に恵まれていたり、築いてきた点が線になって大切なおまもりになってくれていたりもするもの。毎日思いを馳せるのはむずかしいかもしれないですが、昨日よりも少しだけ、目の前の日々を楽しむことができる自分でいたいなあと思うに至りました。
さて、毎月、本noteで公開しているカケハシのオープン社内報。今号では、2024年2月のカケハシの様子を振り返りながらご紹介をしたいと思います。毎度おなじみの本記事で、今月もカケハシの一ヶ月を一緒に追いかけていただけるとうれしいです。
🗓️ 今月のカケハシ
まずは、カケハシについてのおしらせやメディア掲載情報など、全体会議で取り上げたトピックスをまとめてご紹介します!
📝 掲載情報
カケハシの取り組みや会社情報をご紹介いただいています🎉
▼ 日本経済新聞
▼ ビジネス・ブレークスルー大学大学院
https://www.ohmae.ac.jp/review/yutaka-nakao
📣 カケハシからのおしらせ
noteや Tech Blogなどでも随時情報更新を行っています📝
▼ プレスリリース
▼ 公式note
▼ Tech Blog
🎤 今月のリレースピーチ
カケハシの全体会議では、メンバーが持ち回りでバリューにまつわるエピソードを語る「リレースピーチ」を行っています。一人ひとりの実体験や声を知ることで、改めてバリューを理解し、自身の活動にも活かしてもらうことが目的です。
今回リレースピーチを担当したのは、カケハシの執行役員CFOとして経営に携わる三浦徹さん。経営管理という大切なポジションを通して会社を守り抜く三浦さんは、日々どういったことを考えているのでしょうか。紐解いてみると、そこには「高潔」という姿勢と考え方が隠されていました。
「前職で大手ECサイトに携わっていたときは、毎日のように売上をレポーティングする文化が根付いていました。カケハシは、規模も事業内容も異なる会社ですから、どのように数字を追いかけるのか、そのサイクルがどうあるべきか、と悩みながら経営管理を担っています」と、三浦さん。CFOならではの観点で、自分自身の気付きを話してくれました。
「とはいえ、あるときバリューの〈 情報対称性 〉という考え方になぞらえたとき、自分はまだまだ経営にまつわる情報発信が足りていないのではと思うようになったんです。カケハシは自律的な組織を目指していますが、一人ひとりが自律的であるためには、正しく判断をできるだけの情報が必要です。その情報提供は、CFOである私の仕事だなと改めて思うようになりました」
カケハシには、”全チーム共有会”と呼ばれる、各チームごとの取り組みや打ち手をシェアする会であったり、”ファイナンスオフィスアワー”と呼ばれる、経営観点での全社共有会が存在したりと、情報対称性の観点で考えられた共有の場があります。
けれども、三浦さんは、さらなる情報発信を通してファイナンスにまつわる意識の醸成を全社的に進めていきたいと考えているのだそうです。そこには、こんな考えもありました。
「数字は、どんな国でも話ができる、万国共通の言語です。ファクトとしてこれほどまでに明確なものはありません。経営の羅針盤としても大切な要素ですから、社員の一人ひとりが意識できるよう、多くの情報を伝えていきたいなと思っています。この機会を通して、意思表明をさせてください!」
カケハシはどういった会社であるべきなのか。そのために、経営管理のポジションから提案できる取り組みはどういったものか。そんな真摯な問いを自身に投げかけ、歩みを進める三浦さんの姿勢から、改めて高潔さを実感する機会ともなりました。
三浦さん、会社を支える存在としての勇敢なスピーチをありがとうございました。さて、三浦さんからのご指名で次回の発表者に選ばれたのは、Musubi AI在庫管理チームでPdMとして働く吉川瑠璃子さんです。来月はどういった話題が飛び出すのでしょうか、次回もお楽しみに!
🏆 今月のMVF
カケハシでは「Most Valuable “Furumai(ふるまい)”」通称、MVFの発表を全社会議のなかで実施しています。いわゆる「MVP」ではなくあえて「MVF」としているのは、注目を浴びやすい大きな成果だけじゃなく、その背景にあるたくさんの人のたくさんの“ふるまい”にこそ注目していこうという思いから。
日常に埋もれてしまいがちなメンバーのグッドプレーやファインプレーに光をあてることで、新たな価値貢献のきっかけをつくることを目指して取り組んでいます。今月、おくられたPushは40件、Pushされた人の数は36人にのぼりました。そのなかから印象的だったものをピックアップしてお届けします🎉
バリューに紐づくかたちで本当にたくさんの称賛が集まりました。今回は〈 “自分ごと”として主体的にアクションを起こす。 〉と題したテーマのもと、バリューPushをピックアップしています。どの取り組みでも共通して挙げられるのは、携わっている仕事の領域から一歩離れたところの困りごとでも自ら進んでサポートできる姿勢が印象的だったこと。
特に、最後にご紹介している事例では、もはや人事・採用担当としての仕事ではないけれども、そばに困っている人がいるなら惜しみなく手を差し伸べるという姿が、とてもカケハシのメンバーらしい、思いやりにあふれたものだなと思いました。
バリューで定義付けられているから行動するというわけではなく、人間が持つ、根源的な支え合いの精神が感じられるなあと感じることさえありました。
今月もたくさんのバリューPushをありがとうございました。そして、MVFに選ばれたみなさん、本当におめでとうございます!
🍵 おわりに
今月も社内の取り組みや、プロダクトやサービスが実現した嬉しい報告などさまざまなトピックスの共有が行われた全体会議。約2時間と決して短くはない会議時間ですが、一人ひとりの心に残るトピックスがそれぞれあったようで、チャットも遡るのが大変なほどの盛り上がりを見せていました(嬉しい悲鳴!)
また、カケハシではPollyというSlack上でアンケート集計のできるサービスを取り入れて、充電具合をメンバー同士で共有しています。果たして、全体会議の前後で充電具合に変化はあったのでしょうか……?
さらに、全体会議の最後にはアンケートを実施し、みんなの意気込みを集計しました。「改めて気を引き締めたい」「ワクワク楽しみたい」など、多様な、けれども前傾姿勢のコメントが数多く寄せられています。
それでは「今月のカケハシ」は以上で締めたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。また来月のオープン社内報でお会いしましょう。それでは!