“今”を楽しみ尽くすため、スキルを広げて働いていく|オープン社内報「今月のカケハシ」
こんにちは、カケハシ公式note編集部の鈴木です。
都内ではあっという間に桜が開花し、場所によってはすでに散り……たったの数週間でめくるめく変化を遂げる季節の流れと追いかけっこしながら日々を過ごしています。
「春」という言葉を聞くと、どことなく穏やかな印象を抱いているわたしですが、実際のところは新生活が始まったり、気温差もずいぶん激しかったり。思いのほか忙しないなあ〜と毎年のように驚いてしまいます。
この記事を読んでくださっている方のなかには、この春から新しい環境に飛び込むだとか、引っ越しをして暮らしの在り様が変わるだとか、そういった方もいらっしゃるでしょうか。みなさんにとって、心休まる日々の訪れを、心より願っている最近なのでした。
さて、毎月、本noteで公開しているカケハシのオープン社内報。今号では、2024年3月のカケハシの様子を振り返りながらご紹介をしたいと思います。毎度おなじみの本記事で、今月もカケハシの一ヶ月を一緒に追いかけていただけるとうれしいです。
🗓️ 今月のカケハシ
まずは、カケハシについてのおしらせやメディア掲載情報など、全体会議で取り上げたトピックスをまとめてご紹介します!
📣 カケハシからのおしらせ
noteや Tech Blogなどでも随時情報更新を行っています📝
▼ プレスリリース
▼ 公式note
▼ Tech Blog
🎤 今月のリレースピーチ
カケハシの全体会議では、メンバーが持ち回りでバリューにまつわるエピソードを語る「リレースピーチ」を行っています。一人ひとりの実体験や声を知ることで、改めてバリューを理解し、自身の活動にも活かしてもらうことが目的です。
今回リレースピーチを担当したのは、Musubi AI在庫管理チームでPdMとして働く吉川瑠璃子さん。カケハシ入社時はバックオフィスを担当していた吉川さんですが、7年間をカケハシで過ごした彼女の意外なキャリアの変遷とは……?
「新卒では税理士法人で働いていました。当時はですね、税務申告書の作成や税務のコンサルティング業務に携わっていました。合併する企業のうち、どちらを親会社とすると税金的なメリットがあるのかとかを考えることも」
その後、金融系スタートアップの立ち上げメンバーとしてジョイン。オフィス物件の手配から関わり、内装の検討や備品の発注なども数多く担当し、まさに創業期の会社を支えました。そうした経験を積んだのちに、カケハシへ。当初はバックオフィスを担当していました。
「当時は、Musubiの売上がやっと立ち始めたタイミングでした。売上計上から回収までの一連の流れを作らないと業務が回らなくなります。そう考え、売上管理システムの構築に注力していきました。請求管理のチームとタッグを組んで、膨大にある組み合わせのパターンのテストケースを作成して、とにかく夢中で働いていました」
2021年には、新たなチャレンジをするべく、Musubi AI在庫管理チームへ。プロダクトのリリース前から携わり、ロジック改善や顧客要望をもとにした追加開発などにPdMとして従事しています。ご自身のキャリアの幅を狭めることなく、果敢な挑戦を続けた吉川さん。今、改めて働くなかで感じていることを話してくれました。
「振り返ってみると、スキルにとらわれずチャンスを掴んでこれたなと思っています。正直、ずっと今が楽しい!!! 一つずつ課題を乗り越えながら働いている今なので、自分自身のスキルを活かせる場所を探しながら、引き続き楽しく働いていきたいと思います!」
吉川さん、カケハシを長く支える目線による朗らかなスピーチをありがとうございました。さて、吉川さんからのご指名で次回の発表者に選ばれたのは、新規事業チームでマネージャーを務める髙田達也さんです。来月はどういった話題が飛び出すのでしょうか、次回もお楽しみに!
🏆 今月のMVF
カケハシでは「Most Valuable “Furumai(ふるまい)”」通称、MVFの発表を全社会議のなかで実施しています。いわゆる「MVP」ではなくあえて「MVF」としているのは、注目を浴びやすい大きな成果だけじゃなく、その背景にあるたくさんの人のたくさんの“ふるまい”にこそ注目していこうという思いから。
日常に埋もれてしまいがちなメンバーのグッドプレーやファインプレーに光をあてることで、新たな価値貢献のきっかけをつくることを目指して取り組んでいます。今月、おくられたPushは44件、Pushされた人の数は37人にのぼりました。そのなかから印象的だったものをピックアップしてお届けします🎉
バリューに紐づくかたちで本当にたくさんの称賛が集まりました。今回は〈 あたりまえを真摯に貫く 〉と題したテーマのもと、バリューPushをピックアップしています。さまざまなチームが協業することの多い現在のカケハシにおいて、自身の役割や担当を超えて助け合う、救い合う姿勢に対する姿勢へ称賛の声が届いているような印象を受けました。
情報を漏れなく共有する、隣の人が困っているのを見かけたら手を差し伸べる、本質的な価値に向かって議論を進める……どれを取っても「あたりまえにできたほうがいいこと」でありながら、日頃からあたりまえに継続することはむずかしい場合もあります。
今回のバリューPushからは、そんなカケハシメンバーの”あたりまえ”を徹底する真摯さを改めて実感し、会社としての強さを意識する機会にもなりました。今月もたくさんのバリューPushをありがとうございました。そして、MVFに選ばれたみなさん、本当におめでとうございます!
🎉 今月のユーザーボイス
カケハシのサービスを使ってくださっているお客さまの声をご紹介するユーザーボイス。
今回は「Pocket Musubi」を導入している薬局さんから患者さんへと送られているメッセージを分析したことで見えてきた、効果的なコミュニケーションについて、Musubi Engagementチームの山﨑さんに紹介していただきました。
「分析をはじめたきっかけは、Pocket Musubiを通じて行う患者さんへのフォローがなかなかうまくいかない事例を見たことでした。患者さんからの反応に大きなばらつきがあり、薬剤師さんのフォローに対するモチベーション低下を生み出してしまう可能性があるなと思っていたんです。
最初は”夢のようなうまい返答”を探していましたが、残念ながらそんな理想的なサンプルは存在しない。そこで、数多くのサンプルを集めて、患者さんの具体的な反応と照らし合わせながらコツコツと分析を進めることにしました」
膨大なデータを調査していくなかでわかったことは、反応の良いフォローメッセージとは「患者理解を適切に行なったうえで、薬学的な判断をもとに患者さんの不安を解消できるもの。そして、それを患者さん視点でわかりやすく伝えているもの」だということでした。
その結果をもとに、具体的なメッセージの例やフォローの方法にまで分析結果を落とし込み、資料にまとめている山﨑さん。たゆまぬ努力の先にしかない鮮明な調査結果に、社内からも感嘆の声が挙がります。
「一部の薬局さんで実践してみると、プレッシャーが少なくなってきたという薬剤師さんからの声が得られたり、患者さんからの反応もいただけるようになってきているようです。これからも、患者さんのより良い体験を目指して、効果的なフォローの方法を考えていきたいですね」と山﨑さんはトークを締めくくりました。
数多くのデータを取りまとめ、丁寧に見つめる姿勢は、カケハシが目指す世界観の最たるもの。山﨑さんの発表から、わたし自身も多くの学びと気付きをいただきました。素晴らしいスピーチをありがとうございました!
🍵 おわりに
今月も時間内に収まるかどうかと不安になるほどモリモリのトピックスでお送りした全体会議。メンバーが常にSlackを盛り上げてくれたおかげで、2時間があっという間に感じられ、また改めて日々邁進していこうと励みをもらうような時間となりました。
また、カケハシではPollyというSlack上でアンケート集計のできるサービスを取り入れて、充電具合をメンバー同士で共有しています。果たして、全体会議の前後で充電具合に変化はあったのでしょうか……?
さらに、全体会議の最後にはアンケートを実施し、みんなの意気込みを集計しました。基本に立ち返ってチームや会社に貢献しながら働きたい ── そんな意思の垣間見えるコメントが多数寄せられ、背筋がしゃんと伸びるような感覚をおぼえました。
それでは「今月のカケハシ」は以上で締めたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。